メディアを読み込めませんでした。
「 日本人の自殺・うつ病 」を減らすというミッションを掲げ、「 構想に10年、製作に約2年かかった 」という本書の案内文を読んで、「 ぜひ読んでみたい 」と思ったため。
【 本書を読んだ結論 】
「 日本の労働生産性は、OECD加盟34カ国中第22位。主要先進7カ国では1994年から22年連続で最下位となっています。つまり、先進国でダントツ最下位の労働生産性なのです。」( 2016年の統計 )
という文章が強烈でした。
また、
「 日本は世界第9位の自殺率の高い国です。私は、日本の「労働生産性」の低さが、日本の自殺率の高さと関係があると考えています。「労働生産性」が低いのに、それなりの価値を生み出そうとするならば、必然的に長時間労働にならざるをえない。
今や世界第2位の自殺率の高さで知られる韓国の時間当たり労働生産性は、日本の42・1%に対して、31・9%ですから、日本よりもさらに約30%も低いのです。
自殺率の高いロシアやハンガリーの労働生産性も、やはり日本を下回っています。」
という事実も衝撃的でした。
なぜから「 日本人は優秀で勤勉、GNPで日本は世界第3位 」というイメージがあったからです。
しかし本書では、
「 “ 日本人が優秀 ”というのはまったくの幻想です。世界的にみて、圧倒的に効率の悪い働き方をしているのです。
「 労働生産性 」を高めるということは、日本人の労働環境を改善するということであり、日本人の自殺率を低減することにもつながります。」
と書かれています。
本書では、樺沢紫苑さん自身が、3年間のアメリカ留学時に体験した、「 アメリカ人は 17 時までには仕事を終わらせ、家族や自分のために時間を過ごし、人生を圧倒的に楽しんでいる 」原体験をもとに、
人の4倍以上の仕事をこなして、2倍以上の自由時間を確保する、「 神・時間術 」の秘密について、書かれています。
僕自身、「 労働生産性 」を高めるために、本書で紹介されている「 神・時間術 」と、読書習慣を身につけることが、生き残るための戦略だと思いました。
日本人の自殺率を低減、「 失われた 30 年 」わ乗り越えるためにも、自分も含めて、いまの日本にはこの「 労働生産性を高めること 」が重要だと感じました。
「 読書を通して、自分と自分の周りの環境を自由にしていく 」ための指南書に出会えたことに、とても感謝しています。
【 本書を読んで1番印象的だったこと 】
「 労働生産性が高い人 」「 成果の出せる人 」ほど、脳の特性を熟知しているということを知れたことです。
樺沢紫苑さんは、
・毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
・メルマガ、YouTube、Facebook、ブログを毎
日更新
・月6回の病院診療
・月20冊以上の読書と書評を公開
・月2、3回のセミナー、講演活動
を約7年間、継続していると言います。
さらに自由時間では、
・週4、5回のジム通い。週2本の映画鑑賞
・月15回以上の夜の会食、パーティー、イベン
ト。話題のレストランやバーめぐり
・年100種類以上のウイスキーのテイスティ
ング
・年30日以上の海外旅行
も実践されています。
このように、人の4倍以上の仕事をこなして、2倍以上の自由時間を確保するコツが、
「 脳のゴールデンタイムを知ること 」や
「 集中力の高め方を知ること 」など、
脳科学の視点から、脳のパフォーマンスを最大限に活かす方法を充分に理解することがスタートであると知りました。
思い起こせば、これまで関わってきた、僕の周りの優秀な人達も
「 午前中は集中力の求められる仕事を優先する 」や、
日々の作業を出来るだけルーティン・仕組み化して、その浮いた時間で、将来に繋がる重要度の高い仕事に充てていたことを、思い出しました。
樺沢紫苑さんも、
午前中の「 脳のゴールデンタイム 」には最も集中力が求められる執筆活動。
午後はメルマガ、Facebook投稿など、ライトに作成ができる作業、
夕方は約1時間、有酸素運動をして、頭がすっきりしたところで1日2回目の執筆、
夜は映画鑑賞などのリラックスした自由時間などに充てているそうです。
改めて、「 労働生産性を上げるには、まず、脳の特性を理解することから 」だな、と痛感しました。
本書で語られている「 神・時間術 」を一つずつ実践していきたいです。
【 本書を読んで変わったこと 】
本書を読んで1番変われたことは、やはり「 労働生産性 」に対する考え方でした。
これまでは、「 日本人は勤勉、GNPで日本は世界第3位 」というイメージがずっとありました。働き過ぎてしまうことはあるけど、「 真面目な日本人の特質の一つ 」くらいに感じてました。
しかし本書を読んで、その考えが大きく変わりました。
今までは、「 長時間労働や、 0 → 1 が苦手で二番煎じが得意な日本人 」に違和感がなかったのですが、このまま「 労働生産性 」を変えなければ、日本の未来はもっと不幸な人が増えてしまうと危機感を持ったからです。
そしてこの「 労働生産性 」の問題は、僕自身の問題でもることに気付きました。
・0 → 1を作り出すのが苦手
・成果を作るのに、時間を掛けることについ
頼ってしまう
自分がいました。
本書を読んだ今、樺沢紫苑さんのように、人の4倍以上の仕事をこなして、2倍以上の自由時間を確保する人生に憧れます。
そして、そんな人生に近づくための方法の一つとして、本書では、「 読書すること 」が挙げられていました。
読書してアウトプットすることは、大好きなことだったので、本書をはじめ、数多くの本に出会って、自分の「 労働生産性 」を高める努力をして行こうと思えました。
【 本書を読んだ結び 】
本書ではその他にも、
「 読書をよくする人は、フロー体験をする確率が高まる 」と言った興味深い話や、
「 ケツカッチン仕事術 」といって、例えば本書の出版後に予め2週間くらいのご褒美の海外旅行を計画に入れてしまって、先延ばしができない状況をあえて作って、大きなプロジェクトを達成させる方法なども書かれていました。
どの方法や時間術も魅力的で、少しずつ、身につけて行きたいと思います。
僕自身、「 労働生産性 」を高めるために、本書で紹介されている「 神・時間術 」と、読書習慣を身につけることが、生き残るための戦略だと思いました。
日本人の自殺率を低減、「 失われた 30 年 」わ乗り越えるためにも、自分も含めて、いまの日本にはこの「 労働生産性を高めること 」が重要だと感じました。
「 読書を通して、自分と自分の周りの環境を自由にしていく 」ための指南書に出会えたことに、とても感謝しています。